札幌のピアニスト辻千絵です。
アレクサンダーテクニークのワークで、「ぬいぐるみさん」というものがあります。
一人が床に寝て、もう一人が腕を引っ張って起き上がらせようとするのですが、寝ている方は身体が横に滑るだけで起き上がれない。
次に、相手をぬいぐるみさん、自分もぬいぐるみさんと思ってから腕を引っ張ると、なんと相手がすんなり起き上がる。。
さっきより力を入れて引っ張る訳ではないし、寝ている人が自主的に身体を起こしたのでもないのに、何故でしょう?
引っ張る方が、ぬいぐるみに「さん」をつけることで優しい気持ちになったことと、起き上がる方も、ぬいぐるみさんと呼ばれて自分が軽いイメージになったこととかが関係するのでしょうか?
講師のかわかみひろひこ先生によると、自分の自律神経の状態が相手にも影響を与える、その範囲は半径六メートルに及ぶとのことでした。
このワークは看護師の方が「なるほど!」と納得されていましたが、自分の状態が周りに影響を与えるという点で、ピアノのレッスンやアンサンブルにも関係するなと思いました。
SNSのネガティブ投稿のように、文字を目にしただけでも嫌な気分になる時がありますから、実際対面した場合の影響力は、思っているより、きっと大きいのでしょう。
心と身体の関係について興味がありアレクサンダーテクニークのレッスンを受け始めましたが、
今回のレッスンもガッテンの気付きがありました。
ありがとうございましたm(__)m
【ピアニスト辻千絵公式ホームページ】
http://www.tsuji-piano.com/
0 件のコメント:
コメントを投稿